敗者のゲームを読んでみた

資産運用
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こんばんは、吉田です。

敗者のゲームを読んだのでまとめてみました。

全米累計100万部を超えるロングセラー本です。
プロ・アマ問わず幅広い投資家に向けたメッセージとして、時代を超えて読み継がれる運用哲学のバイブルとなっています。

この記事は以下の人におすすめ
  • 長期投資で資産形成を検討している方
  • 敗者のゲーム読んでみたい方
  • インデックス投資のメリットを知りたい方

結論:長期投資はインデックス投資をせよ

敗者のゲームでは、長期投資に向けての資産運用方法論を説いています。
その中で長期投資をするのであれば、最適な方法としてインデックス投資を推奨しています。

インデックス投資とは、市場平均を指標とし、それに連動して投資をする投資手法です。
例えば日経平均株価の動きであったり、ダウ平均などがあります。

資産形成を貯金ではなく株式で行う理由

長期投資で一番収益率の変動がプラスに収束しているのは株式、債券、現金の中で
株式のみプラスになっており、債券と現金はマイナスになる可能性がある。

というのもインフレにより物の価値が上がることで相対的に現金の価値が減るので、
マイナスになっています。

逆に1年の短期投資だと株式だと収益の変動が150% ~ 60% 債券は140% ~ 80% 現金は120% ~ 85%
となっています。

敗者のゲームより引用

そもそも敗者のゲームとは?

敗者のゲームとは、自分のミスを少なくし相手にミスをさせて勝つ事ができるゲームです。
例えば、素人のテニスというのは相手がミスを連発していれば勝つことができます。

株式投資もこれと同じで、自分のミスを少なくし相手のミスを待つことで
勝つことができるゲーム、になっています。

株式におけるミスとは?

株式におけるミスとは大きく分けて4つあります。

  • 市場のタイミング
  • 個別銘柄、特定グループの選択
  • ポートフォリオの構成、もしくは戦略のタイムリーな変更
  • 優れた投資コンセプト、投資哲学の開発、商品化

市場タイミング

市場タイミングはとてもシビアです。
ベストなタイミングを見逃すと市場平均に負けるデータがあります。

1980年 ~ 2008年の市場平均の平均リターンが11.1%として、
この期間でベストなタイミングを10日間見逃すとリターンが8.1%30日間見逃すと5.6%まで落ち込みます。

個別銘柄、特定グループの選択

個別銘柄や特定グループを探すには企業分析や、企業経営者へのインタビュー、
競争相手や取引先の分析や実地調査などをやらないと投資できるかどうか判断ができない。

また、上記のことをやっても利益につながらないことは少なくない。
こうしたファンダメンタルを行った企業の株を売却や買わなかった場合でも、
株価は上がることは珍しくない。


市場の多くは機関投資家(プロ)というのもあり、情報優位で積極的に行動するので結局の所、機関投資家の全体結果が市場の価格を決めることになります。
つまりいろいろな情報が市場に織り込まれていることなります。(効率的市場仮説)

ポートフォリオの構成もしくは戦略のタイムリーな変更

2000年から2007年までは金融株の時代だったが、2008年のリーマンショックで大暴落、90年代後半からはITバブルだったが2000年で崩壊した。
他にも色々な暴落があったが、暴落の直前まで投資家は「まだあがる」と思っているのです。

そういった時に最適なポートフォリオの構成や戦略を変更しないと、市場平均には勝てません。

優れた投資コンセプト、投資哲学の開発、商品化

インデックス投資を上回る投資コンセプトが確立していれば、
それを実行すれば良いのです。
ただ、今までそういった投資コンセプトが世の出ていないということは、
現時点だとインデックス投資が長期投資の最適解だと思います。

4つのミスを起こさずに、プロがミスをするのを見逃さなければ、市場平均を超えることができる。
しかしそれを本当に実行できますか?


例えば、どんどん下がっている株に対して、長期で見ると上がるからと言って株を買えますか?
どんどん上がっていく株に対して、長期で見ると下がるからと言って株を売れますか?

市場平均を超えるパフォーマンスは、それに伴う知識と勇気がないと難しいです。

長期投資ではどうすればよいのか?

インデックス(市場平均)ファンドに投資すれば良いです。

インデックスファンドのメリット
  • 相対的に高いリターン
    全体の80%のアクティブ・マネージャーは市場平均に負けている
    勝っている20%以上のアクティブ・マネージャーはいるが、見つけるのは難しいし、
    それが将来どうなっているかわからない
  • 低コスト
    運用手数料と管理費用は年率で0.1%未満(一般のアクティブ運用は1~2%)
    ポートフォリオの変更も少ないため、売買手数料も少ない
    (アクティブ運用は、ポートフォリオがガラッと変わることもある)
    毎年の実現益も少ないから税金も少ない
  • 便利
    市場に勝っているかどうかの運用実績を管理する必要がない
  • 精神衛生的に良い
    相場の動向や投資戦略、マネージャの選択という判断が必要なく、個別株の割合も少ないため、致命的なミスを犯す心配がない
  • 運用目的、長期投資の方針だけに専念できる
    いちばん大切な運用目的・方針をじっくりと考得ることができる

長期投資の基本方針はどう決定すればよいのか?

5つの段階に分けて検討すると良いです。

  1. 自身の長期運用の目的、その達成のために望ましい資産配分の策定
    株式:債券などへの配分
  2. 株式ポートフォリオの構成の決定
    グロース株:バリュー株、大型:小型、国内:国外など
  3. アクティブ:パッシブ比率の決定
    長期的にはパッシブがオススメ
  4. 個別ファンドの選択
  5. アクティブな運用
    個別銘柄の選択・売買の決定

この中で一番大事なのは、1番目の長期運用の目的と資産配分になります。
長期運用の目的をきちんと定めることでブレのない投資が確立され、
暴落時でも狼狽売りをせずに、耐える
ことができます。

投資家の十戒

優秀な投資家が行っている十戒があります。

十戒
  • 貯蓄すること
    いざという時に使うお金と将来使うことに決定しているお金は株式とは別に貯蓄しておくことで株式からお金を抜かないようにする
  • 相場の先行きに賭けてはいけない
    やるならプロ相手にしていることを意識すること
  • 税務上有利という理由で動いてはいけない
    大体は税務上の損金を節税目的で商品化したもの
  • 自分の住宅を投資資産と考えてはいけない
    住宅は家族と生活する場所でそれ以上でも以下でもない
  • 商品取引は考えものである
    コモディティ取引は投機、経済的付加価値を産まない以上投資とは言えない
  • 証券会社の担当者には気をつけなさい
    あなたから儲けることが仕事なのだ
  • いわゆる新金融商品に投資してはならない
    大体は投資家に売るために設計されている(投資家に保有される目的ではない)
  • 元本、利息が安全、リスクが少ないという理由だけで債権に投資をしてはいけない
    債券価格も株式とほとんど同様に変動するし、
    長期運用にとっての最大の敵「インフレ」に弱い
  • 長期の投資目的と投資方針、資産計画を文書化しそれに沿って行動すること
    最低でも10年に1度、できれば毎年見直すこと
  • 直感を信じて投資をしてはいけない
    うまくいって有頂天のときは大やけどが待っていると思ったほうが良い

だから長期の投資はインデックス投資

インデックス投資は長期の資産形成において現在の最適解の一つです。
投資目的と方針がしっかりしていれば、後は方針に従って買い増しをすることで、
資産は拡大していきます。

以上

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